【ギャンブル依存症から抜け出したキッカケ①】
どうもクズ人間です。
前回までは、僕がギャンブル依存症になり、人生を狂わせた過程を書きました。
今回からはギャンブルから足を洗う過程を書きたいと思います。
任意整理を始めた僕は、強い気持ちで依存症を抜け出そうと決めました。
※任意整理とは自己破産の一歩手前で、社会的信用がなくなり、ローンもクレジットカードも作れなくなります。
任意整理を始める前に弁護士の先生は僕に教えてくれました。
『社会的な信用は最低でも3年は戻らないと思った方が良い。』
さらに続けました。
『任意整理中に借金は絶対しないでくれ』
とも言われました。
つまり闇金のことですね。
そうすると助けられなくなるとの事でした。
※因みに、先に書きますが闇金には手を出してません。
前途したように僕は気持ちを強く持ち、パチスロをしたい時もありましたが基本的に我慢をしてなんとか過ごしました。
しかし、強い気持ちというのは一過性で無理な我慢はクズには続きません。
そもそも依存症は脳の病気で、強い気持ちだけで治そうとしても土台無理な話なんです。
強い気持ちは一過性です。
いずれ風化して脳の習慣に飲まれてしまいます。
またパチスロに手をつけるのに3ヶ月かからなかったと思います。
その時の感覚を書きます。
頭の中に昔のようなパチスロに対しての射幸心は消え、やりたいと思わなくなってました。
同時に当初の強い意志は消え、辛い記憶も思い出せなくなっていました。
まるで、過去の経験が自分の出来事ではなかったかのような解放された感覚になりつつありました。
ある時、時間とお金が多少でき、パチスロ店の前を通り過ぎようとしました。
『負けてもいい。数千円だけやってみよう。』
普通にそう思いました。
勝ったか負けたかは覚えてません。
悔しい、取り返したいとも思わなかったと思います。
でも、パチスロに対して抵抗という物が大きく無くなったのは覚えてます。
次の日も行き一万円ほど負けました。
この時は額が大きかったので腹が立ちました。
今まで必死に我慢して貯めたお金がたった数分で無くなってしまったからです。
そこからは、負けた分を取り返したいと思いやり続けました。
とにかく何が何でも取り返したかったです。
パチスロを勝ちや負けの尺度で捉えている時点で考え方が間違ってます。
パチスロに限らずギャンブル施設全てですが、楽しんで負けるところです。
楽しむことを対価にお金を使う場所なので、勝ち負けに拘った時点で依存症に足を踏み入れています。
僕の場合はそうでした。
負けたくない。
負けるとわかっていながらも負けることを受け入れられなかったんです。
パチスロを再開して約2週間ほどでそれまでに貯めた貯金は0になりました。
また地獄に自分で入り、自分で苦しみ始めました。
今回はここまでにします。
次はこの続き書きます。